志免町議会 > 2021-06-08 >
06月08日-03号

  • "教諭"(/)
ツイート シェア
  1. 志免町議会 2021-06-08
    06月08日-03号


    取得元: 志免町議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-18
    令和 3年第3回 6月定例会1 議 事 日 程(第3号)   (令和3年第3回志免町議会定例会)                                    令和3年6月8日                                    午 前 10 時 開議                                    於   議   場 日程第1 一般質問番号質 問 者件    名要旨・質問内容質問の相手5岩 下 多 絵1.コロナ禍 今こそ守ろうお口の健康!(1) 口腔機能の低下について。  ①自粛生活マスク生活が続く結果、人々に与える影響について(口腔編)。   ⅰ.口呼吸による悪影響。   ⅱ.コミュニケーションの減少による影響。   ⅲ.自粛による通院控え。   これまで、全身的な筋力や機能の低下防止を啓発する媒体は回覧板等で見かけるが、口腔に関するものはない。町としての関心や、必要性についての考えは。  ②口腔機能の低下は高齢者だけの問題ではない。   ⅰ.子どもたちの近年の口腔衛生状態は。   ⅱ.今月は虫歯予防週間、保育園や小中学校での取組みについて。通常、昼休みのハミガキ習慣は。   ⅲ.校医との連携は。 (2) 健康の源はお口の健康から。  ①口腔ケア口腔リハビリが大事。誤嚥性肺炎の予防につながる。コロナ禍の今こそ町民への自己管理意識を高めてもらうことが大事。  ②口腔環境で生活習慣の乱れがよくわかる。フレイル予防と一緒に広報で特集を組み、啓発を行ってみては。  ③最後に第6次総合計画中の施策8「健康づくりの推進」、特に8-1「町民の健康意識を高め、健康管理・健康づくり活動を促進する」に重点を置いている町としての考えは。町長 教育長6牛 房 良 嗣1.「シニア スマホ学習会」実践(案)に対する行政の積極的支援を。(1) 背景と緊急性。   デジタル庁、こども庁、小中GIGAスクール等々、デジタル化へのスピードは速い。  ①デジタル庁がスタート、こども庁新設へ。  ②少人数35人学級、情報技術通信(ICT)推進。 (2) シニアは取り残され置いてきぼり。  ①シニア スマホが使えない人
      60歳代25%、70歳以上60%。 (3) 「シニア スマホ学習会」実践(案)。  ①アンケート実施、シニアの要望を。実践(案)。   参加者30人以内。基礎、応用の2クラス。   初めての人グループ(基礎講座)、もう一歩使いこなしを希望するグループ(応用講座)2つに分ける。  ②学習時間、基礎講座に3回、応用講座は5回。 (4) 講師、アシスタントへの諸費用への行政支援を。  ①講師、アシスタントへの諸費用。  ②①以外、受講者表彰、努力賞等々。  ③3年間を対象。 (5) 「スマホ学習会」をシニアクラブから町内会全町へ拡大。  ①孤独の解消、仲間づくり健康づくり等々、シニアの活動範囲拡大へ。   新しいシニアの誕生。志免町を日本一のシニア スマホ活用の町へ。町長7小 森 弘 美1.コロナ禍における障がい者等への偏見防止について。(1) マスク着用が困難な方への対応について。  ①新型コロナの感染拡大を防ぐマスクを、やむを得ず着用できない方がおられるが、認知しているか。  ②小中学校マスク着用困難な子どもへの対応は。  ③マスク着用が困難な方の町民への周知と啓発は。  ④マスク着用が困難なことを意思表示するカードやバッチを作成している団体があるが認知は。  ⑤志免町でも、マスク着用が困難なことを意思表示するカードやバッチを取り入れてみてはどうか。町長 教育長2.誰もが生きがいを持って働ける環境づくりを。(1) 町にとっての人材確保について。  ①志免町の会計年度任用職員フルタイムパートタイムの人数は。  ②フルタイムパートタイムの女性と男性の割合は。  ③専門知識を持つ方(保健師・保育士・調理師・栄養士・介護支援専門員等)のフルタイムパートタイムの人数は。  ④職務の量に対して適切な勤務時間の設定、職員数の確保はできているか。  ⑤町の職務にあたる全ての職員が大切な人材である。職員が勤務体制・報酬等について相談する窓口、待遇改善を行う体制はあるか。町長8藤 瀬 康 司1.エアコン設備について。(1) 小中学校体育館へのエアコン設置について。  ①志免町立小中学校の教室にはエアコンがついている。   ⅰ.設置した経緯。   ⅱ.設置後の先生、生徒、保護者から声はどうか。  ②町内公共施設でエアコンが設置されていない施設は。その中で避難所に指定されている施設は。  ③学校体育館は授業や部活動、災害時には町民の命を守る避難所になっている。   子供の育ち環境の観点と防災対策の観点から体育館にはエアコンが必要だと感じるが、エアコン設置に向けて課題や熱中症対策は。町長 教育長2.電子図書館について。(1) 電子図書館の開設について。  ①令和2年9月議会で電子図書館について一般質問をしたが、教育長からは「時期尚早」と答弁があった。しかし、令和2年12月に宇美町、令和3年3月に福岡市が電子図書館を開設した。後に宇美町・福岡市が電子図書館を開設したことにどのように感じているか。  ②電子図書館では、インターネットを通じてパソコンやタブレット、スマートフォン等から電子書籍をかりることができる。   自粛生活を余儀なくされている今だからこそ電子図書館を開設すべきでは。町長 教育長2 出席議員は次のとおりである(14名)  1番  稲 永 隆 義              2番  岩 下 多 絵  3番  亀 崎 大 介              4番  木 村 俊 次  5番  小 森 弘 美              6番  藤 瀬 康 司  7番  丸 山 卓 嗣              8番  安河内 信 宏  9番  大 熊 則 雄              10番  丸 山 真智子  11番  牛 房 良 嗣              12番  大 西   勇  13番  古 庄 信一郎              14番  末 藤 省 三3 欠席議員は次のとおりである(0名)  4 職務のため議場に出席した事務局職員の職氏名(2名)  議会事務局長  石 津 吉 章          書記      平 山 聡 彦  5 地方自治法第121条により説明のため出席した者の職氏名(21名)  町長      世 利 良 末          副町長     丸 山 孝 雄  教育長     金 子 眞 恵          会計管理者   牛 房 大 和  総務課長    内 野 克 志          まちの魅力推進課長                                   高 山 真佐子  経営企画課長  篠 原 優 人          税務課長    前 田 憲一郎  住民課長    塩 崎 幸 恵          福祉課長    今長谷 智 子  福祉課参事   荒 牧 裕 樹          健康課長    徳 永 康 國  子育て支援課長 藤 野 和 博          生活安全課長  太 田 成 洋  都市整備課長  砥 上 敏 之          上下水道課長  圓能寺 豊 博  学校教育課長  池 松 貴 恵          学校教育課参事 中牟田 いずみ  社会教育課長  安 楽   実          総務課長補佐  二 村 研 司  経営企画課長補佐米 澤   大            ~~~~~~~~~~~~~~~~              開議 午前10時00分 ○議長(丸山真智子君) おはようございます。   これより本日の会議を開きます。            ~~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第1 一般質問 ○議長(丸山真智子君) 日程第1、一般質問を行います。   順番に発言を許します。   2番岩下議員。質問時間20分です。   岩下議員。 ◆2番(岩下多絵君) 通告に従いまして質問いたします。   今年度より新たなまちづくりの指針、第6次志免町総合計画がスタートいたしました。その中の1つ、施策の8、健康づくりの推進に絡めて、町民の健康を第一と考えて1問質問させていただきますので、よろしくお願いいたします。   1、コロナ禍、今こそ守ろうお口の健康。   コロナ禍、人々の生活は一変しました。自粛生活が続き、町民の皆様の心や体の状態が気になるところです。このような中、私の専門分野でもある、1番、口腔機能の低下について質問いたします。   ①自粛生活マスク生活が続く結果、人々に与える影響について(口腔編)。   外出時のマスク着用が当たり前になった今、マスクに隠れたお口の中はどうなっているでしょうか。自身の口臭が気になってマウスウオッシュなどでケアを必要とされる方たちがいらっしゃる一方、隠れて見えないからと無関心になっておられる方も多いのではないでしょうか。   そこで質問をいたします。   自粛生活やマスク生活が続く結果、人々に与える影響について、答えられる範囲で結構ですのでお願いいたします。 ○議長(丸山真智子君) 徳永健康課長。 ◎健康課長(徳永康國君) 口呼吸による悪影響については、口呼吸による主な悪影響としては、乾燥した空気がそのまま喉の粘膜などに触れてしまうことによって、細菌やウイルスの侵入、粘膜の炎症などが起こりやすくなり、免疫力も低下します。口呼吸によって口が渇き、唾液の分泌が追いつかなくなると、虫歯や歯周病を引き起こします。口呼吸により酸素が十分に取り込まれないと、代謝が低下し、疲れやすくなる状態を招きます。口の周りの筋肉が弱り、いびきや睡眠時無呼吸症候群にもなりやすい等の悪影響があります。 ○議長(丸山真智子君) 岩下議員。 ◆2番(岩下多絵君) 今課長がおっしゃったとおり、口呼吸による影響は、長時間マスクを着用していると呼吸がしづらくなる上に、知らず知らずにうちに口呼吸になっています。気がつくと口の下で口が開きっ放しになっているというような方は、もう既に口呼吸が癖になっていると考えられます。先ほどおっしゃったように、口の中は乾燥すると自浄作用が低下します。これは、唾液が減少し、口の中の汚れが洗い流されない状態のことで、細菌が繁殖しやすい状況になります。虫歯や歯周病になるほか、呼吸から体内に雑菌が侵入しやすくなるということです。また、口の周りの筋肉のたるみにつながります。口角が下がり、頬の筋肉も下がるため、見た目にはほうれい線が深くなり、老けた印象になってしまいます。これは、口の中ではベロの筋肉が緩み、嚥下に障害を来します。むせることが多くなり、誤嚥性肺炎も起こしやすくなります。   次に、コミュニケーションの減少による影響もここに上げておりますが、こちらは、会話が減ることに伴い、口腔への刺激が少なくなり、機能が低下します。顔の表情を動かす筋肉にも刺激がなくなるため、顔のたるみにつながってきます。   3つ目、自粛による通院控えも、これも問題になっております。定期的に健診に行かれていた方、治療の途中で行きたくないからもうちょっとやめておこうかなと通院を控えておられる方もいらっしゃると思います。人は、病めると興味や関心が薄れていくものです。   そこで、次の質問をいたします。   これまで自粛生活が続くことによるフレイル予防対策などとして全身的な筋力の機能の低下、それを防止する啓発、媒体は回覧板等で見かけてきましたが、口腔機能の低下防止に関するものは今までまだ見ておりません。町としてこういったものの媒体の活用に対する関心や必要性についてお伺いいたします。 ○議長(丸山真智子君) 徳永健康課長。 ◎健康課長(徳永康國君) 志免町としましては、口腔機能の向上や運動機能の向上など介護予防に関する啓発媒体を活用し、訪問や介護予防事業の案内時に配布しております。また、ホームページや「広報しめまち」での啓発に引き続き取り組んでまいりたいと思っております。 ○議長(丸山真智子君) 岩下議員。 ◆2番(岩下多絵君) では、またその辺は後で触れますが、次の質問に入りたいと思います。   ②番、口腔機能の低下は高齢者だけの問題ではありません。子どもたちにも関わる問題です。   ここで質問をいたします。   子どもたちの近年の口腔衛生状態についてお伺いいたします。こちらは、保育園、小・中学校別にお願いします。 ○議長(丸山真智子君) どちらから。どちらからですか。   藤野子育て支援課長。 ◎子育て支援課長(藤野和博君) 保育園につきましては、先の質問でも出てくると思いますけど、歯科医との健診を受けておりますけども、それぞれ園でしておりますので、そういった子どもたちの口腔の状況というのは、町にはいろんな保育園がありますので、情報が入ってきてない状況でございます。 ○議長(丸山真智子君) 池松学校教育課長。 ◎学校教育課長(池松貴恵君) 小・中学校の全児童・生徒のうち虫歯のある児童・生徒の割合は、約19%程度です。また、虫歯のある児童・生徒における1人当たりの虫歯の本数は、乳歯と永久歯を合わせて1本から2本程度となっています。虫歯のある児童・生徒の数の近年の傾向は、あまり変わらないか減少傾向だということです。虫歯以外では、学校歯科医より歯垢が多いとの指摘があった学校がありました。   以上です。 ○議長(丸山真智子君) 徳永健康課長。 ◎健康課長(徳永康國君) 健康課では、10か月児相談の際に虫歯になりやすい食べ物の話や歯が生える前からのトレーニング方法、歯が生えた後の歯磨きについての講話を行っております。そのほかには、1歳6か月児の健診、3歳児健診の歯科健診時に歯科衛生士によるブラッシング指導を行い、口腔衛生を保つための取組を行っております。   口腔衛生状態のよし悪しを虫歯の本数で判断すると、1歳6か月児の際に虫歯があった児の割合は、全国、福岡県、志免町で比較すると、志免町の割合は低くなっております。3歳児健診で虫歯があった児の割合も、全国、福岡県の割合と比較しても、志免町の割合は低くなっております。このことから、口腔衛生状態はよい状態であると考えております。 ○議長(丸山真智子君) 岩下議員。 ◆2番(岩下多絵君) 今県の平均に比べると志免町はよい状態とおっしゃっていましたが、そのそういうふうになった要因というのはどんなことが考えられるんでしょうか。何か力を入れていることがあるとか。 ○議長(丸山真智子君) 徳永健康課長。 ◎健康課長(徳永康國君) 10か月や1歳6か月、3歳時に歯科衛生士さんたちに診てもらってチェックしてもらったりしているので、その点がいいんじゃないかと思っております。 ○議長(丸山真智子君) 岩下議員。 ◆2番(岩下多絵君) ありがとうございます。ちょっと何かいい答弁が聞けなかったんですけれども、じゃあ次に行きたいと思います。   今月は虫歯予防週間でもあります。保育園や小・中学校での取組について、また通常昼休みなど食後の歯磨き習慣は、今どうなっているでしょうか。 ○議長(丸山真智子君) 藤野子育て支援課長。 ◎子育て支援課長(藤野和博君) 保育園での取組でございますけれども、保育園におきましては、保育所保育指針に基づき保育を実施しております。保育指針では、保育所保育において、子どもの健康、安全の確保は子どもの生命の保持と健やかな生活の基本であり、一人一人の子どもの健康の保持及び増進並びに安全の確保とともに、保育全体における健康、安全の確保に努めることが重要とされています。具体的には、嘱託歯科医による定期的な健診を受けていただきまして、健康状態の把握を行い、その結果を保護者に通知、歯科受診の勧告を行い、その報告も求めているところでございます。   また、歯や口の健康は生涯にわたる健康づくりの基盤であり、歯磨き指導について計画を作成するなど、保護者や子どもが健康を維持するための方法、習慣について関心を持つことができるよう援助しているところです。   例えば、町立保育園では、2歳児から昼食やおやつの後のうがい、歯磨きを始め、クラスの中で歯磨きについてお話をしたり、保護者に対し保健だよりを発行しているところでございます。   以上です。 ○議長(丸山真智子君) 池松学校教育課長。   マイクを向けてください。 ◎学校教育課長(池松貴恵君) 虫歯予防等の取組につきましては、学校歯科医師会や担任、養護教諭、生徒保健安全委員会などによるブラッシング指導を行っております。ただし、ブラッシング指導については、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響で、令和2年度から実施できておりません。   それから、そのほかには、歯や口腔の図画ポスター歯磨きポスターなどの作成、保健教育で3年生と6年生に虫歯予防について実施、それから保健だよりにある歯磨きの啓発などにより、歯に興味関心が持てるように取り組んでいるところでございます。新型コロナウイルス感染症流行前までは、歯磨き週間を設けて委員会活動で取り組んでいた学校もありました。   それから、お昼休みの歯磨きは、現在行っておりません。行われておりません理由は、新型コロナウイルス感染症予防のため、また時制的に実施するのが難しいということや、手洗い場が少なく狭いことや、歯磨きやコップなどを衛生的に保管することに課題があるなどの理由が上がっております。   以上です。 ○議長(丸山真智子君) 岩下議員。 ◆2番(岩下多絵君) 保育園とか幼稚園の時代は、子どもたちもちゃんと歯磨きセットを毎日登園する際に持っていって、お弁当と一緒に持っていくような形で持っていくんですけど、小学校になるとやはり時間の問題、時制の問題があるのか、ぱったりそれをやらなくなる傾向にあると思うんです。その辺について、教育長はどのようにお考えですか。 ○議長(丸山真智子君) 金子教育長。 ◎教育長(金子眞恵君) 今議員がおっしゃいますように、以前は学校でも全員が歯ブラシを、とっても以前は歯ブラシを格納する格納庫を教室の中に置いて、歯ブラシ保管をしながら毎日の歯磨きに努めていたときもありました。それから、衛生的なことを考えて、歯ブラシセットを持ってくるようになったというふうに移行しております。歯磨きの指導を学校の中で重要なものとして各教科やあるいは生活指導の中で指導していくことはもちろん今も変わらずに続いておりますけれども、少しずつ家庭の中へその歯磨きの重要性というものをお伝えするということが増えているように思います。衛生的な観点からの管理不足等が起きないように、学校では現在のところ歯磨きを格納しながら、あるいは持ってきながら歯磨きを行うということは少しずつなくなってきているような状況でございます。 ○議長(丸山真智子君) 岩下議員。 ◆2番(岩下多絵君) 衛生問題などが上げられるようですが、そうしたら時間が取れない、衛生的に不潔だということであれば、歯磨きができないなら、食後のぶくぶくうがいの時間ぐらいは取れるはずではないでしょうか。ぶくぶくうがいをしっかりとぶくぶくと動かすことで、口腔機能、口の周りの筋肉を動かすことになります。これは、機能の低下の防止につながり、子どもたちの、先ほど口呼吸の話をしましたが、今子どもたち、口を開けたままの子がすごく目立ってきております。口腔機能の周囲筋の低下によるものなんですけれども、これは、唇とか筋肉が緩むことで歯並びにも影響を来してきます。こういったぶくぶくうがいの推奨みたいなものはできないんでしょうか。 ○議長(丸山真智子君) 金子教育長。 ◎教育長(金子眞恵君) 確かに歯ブラシでの歯磨きがなかなかできなくなった後は、給食を食べた後のぶくぶくうがいをするということがとても推奨されまして、飲みました牛乳パックを洗って、それをコップにしながらぶくぶくうがいをするということが定着しておりました。つい最近までそういったことは行われていたわけでございますが、このコロナの感染予防に当たりまして、どこの学校でもぶくぶくうがいも現在のところはとめているところでございます。状況が許すようになりますれば、戻っていくものと思っております。 ○議長(丸山真智子君) 岩下議員。 ◆2番(岩下多絵君) コロナを理由にいろいろなことが中止になっておりますが、虫歯や歯周病等も、これも感染症の一つです。感染予防と考えるならば、そういったことにも留意して、ただ口の中が汚れているから、細菌が多いから、またそれを吸い込んだりすることでまた感染症は起こるものです。呼吸機能部分ですね。そういったものの感染症も起こると考えております。   じゃ、次の質問に移りたいと思います。   3番、校医との連携についてお伺いします。 ○議長(丸山真智子君) 池松学校教育課長。 ◎学校教育課長(池松貴恵君) 校医との連携につきましては、粕屋歯科医師会による、よい歯の児童・生徒の表彰、また学校歯科健診の際に当該学校の児童・生徒の口腔状況について、歯垢が多い、磨けてないなどの指摘等をもらい、保健だよりに載せて啓発する、それから学校歯科医師会によるブラッシング指導などを行っているところでございます。   今年度は、粕屋地区のデンタルフェアの担当町になっておりますので、志免町においてデンタルフェアが開催される予定であり、これを実施することができれば、児童・生徒や保護者に対して口腔状況改善のための情報発信もできるのではないかと思っております。 ○議長(丸山真智子君) 岩下議員。 ◆2番(岩下多絵君) 今校医との連携についてお伺いしましたが、この連携というのは、ただ虫歯が多いとか少ないとか、歯垢がついている、ついていない、清掃状態が悪いとか、歯並びが悪い、どうだとか、それだけの問題ではありません。この重要だと言っているのは、長年校医さんが携わっていると子どもたちの変化に気づくことができます。例えば、去年の健診時と比べると急激に清掃状態が悪化している、虫歯の本数が極端に増えたなどという場合は、家庭内におけるDVやネグレクト、子どもの貧困などが潜んでいることがあります。中学生ぐらいまた大きくなってくると、その子自身が精神疾患を患っているという場合もあります。こういうただ清掃状態とか虫歯が増えているとかという表面だけの問題ではなく、こういった奥に潜んでいる状況があるということを、校医さんから、ちょっとこの子おかしいんじゃないかなとかという情報を聞き取ることもできます。例えば、西小学校、中央小学校は、児童・生徒が多いからそこまで把握できてないというふうにおっしゃっておられたんですけれども、私たち専門家は、そういった多いから把握できないのではなくて、変化がある子は印象に残る、そういう場合があるので、多いから把握できないということはありません。   以上のことから、子どもたちの口腔内について最後に教育長の見解をお願いいたしたいと思います。 ○議長(丸山真智子君) 金子教育長。 ◎教育長(金子眞恵君) 歯は生涯にわたって健康の基盤になるということを学校教育においても、教科指導だけでなく生活指導においていろんな場面で指導するようにしておりますし、知り得た校医さんからの情報とか、学校保健委員会での協議内容とかといった内容につきましても、学校だよりや保健だより等で各皆様にお伝えするようにしております。   そういった中で、先ほどおっしゃいましたが、個々人の問題で特に気になるような点につきましては、健診時に校医さんからお話をいただくこともありますので、そういったことにつきましては、保護者に返したり、学校の中で協議したりしながら、本当の意味での子どもたちの健康を支えるようにさせていただいているところでございます。   そういったように、個々人での健康について校医さんが一人一人を診ていただけるという機会は、年度初めから健康診断等で機会を得ているところでございますが、そういったことでありますので、学校全体の健康についての指摘もいただけると思っております。   今までに、昨年度と比べてというような御意見をいただいたことはございませんので、健診が終了したときに御意見をいただく等の機会を取って健康状態の把握に努めていきたいというふうに思います。   終わります。 ○議長(丸山真智子君) 岩下議員。 ◆2番(岩下多絵君) ぜひとも連携を深めていただきたいと思います。   次の質問に移らさせていただきます。   (2)番、健康の源はお口の健康から。   町民の健康づくりのために、①番、②番一緒にお伺いしたいと思います。   1番、口腔ケアや口腔リハビリは大事です。誤嚥性肺炎の予防につながり、コロナ禍の今こそ町民への自己管理意識を高めてもらうことが大切だと思っております。   近年、毎日毎食後歯磨きをして口の中を清潔に保つということは、あらゆる呼吸器系の感染症から体を守ることが分かっております。実際口腔ケアに力を入れているという高齢者施設の肺炎罹患率は、していない施設が10割だったとすると、4割程度に減るというデータがあります。これは、日本訪問歯科協会のデータから引用しております。   何が言いたいかというと、肺炎は、この4年間日本人の死因の第5位です。その5年前までは3位でした。少しずつ下がってきてはいるんですけれども、高齢者の肺炎の7割は誤嚥が原因になっております。口の健康に力を入れれば、志免町の肺炎罹患率がぐっと減り、医療費削減につながるのではないでしょうか。目指すところは、健康で長寿のまちづくりです。   そして、2番の口腔環境で生活習慣の乱れがよく分かるというところも一緒に聞きたいと思います。フレイル予防、口腔ケアの大切さや口腔リハビリ等と一緒に広報等で特集を組んで、啓発活動を行ってみてはいかがでしょうか。こちらをお伺いいたします。 ○議長(丸山真智子君) 徳永健康課長。 ◎健康課長(徳永康國君) 口腔ケアや口腔リハビリの取組は、誤嚥性肺炎を起こしやすい高齢者の方に口腔ケアの必要性を自分のこととして気づき、早めに取り組んでいただくことが大切だと思います。   志免町としましても、介護予防事業、「うきうきルーム」での専門職による講話や口腔機能向上に関する啓発媒体を活用し、町内会回覧や訪問や介護予防事業の案内時に配布しております。   また、ホームページや「広報しめまち」での啓発に継続的に取り組んでいきたいと考えております。   ②のほうです。   口腔の健康状態は、全身的な健康状態と密接な関連があり、口腔健康状態を機に改善することは大切で、虫歯や歯周病などは、歯磨きなどの口腔清掃清潔習慣の影響を強く受けます。食生活や喫煙など生活習慣の影響も受けます。現在新型コロナウイルス感染症の蔓延予防やワクチン接種推進の啓発活動に「広報しめまち」を活用している状態です。ページ数も限られてますので、コロナの状態が落ち着きましたら、口腔の健康を自分のことと考え取り組むように、「広報しめまち」やホームページでの周知啓発に努めていきたいと思います。 ○議長(丸山真智子君) 岩下議員。 ◆2番(岩下多絵君) これは、参考までになんですけれども、ちょうどこちら粕屋の広報紙なんですけれども、今月号に私の見出しとそっくりなんですけど、今だからこそお口の健康について考えようみたいなものがちょうど載っていました。広報を担当するまちの魅力推進課としては、どうお考えでしょうか。こういった広報紙に1ページ特集を組んで、昔認知症のページみたいなのが見開きで載っていたことがあったんですけれども、こういった口腔衛生についての啓発のページを作ってみるのはいかがでしょうか。 ○議長(丸山真智子君) 高山まちの魅力推進課長。 ◎まちの魅力推進課長(高山真佐子君) 広報の作成に当たりましては、各課と連携をして1冊を作り上げているわけですけれども、図書館であったり生涯学習館であったり、あとシーメートであったりと、そういうページが決められているページはその担当の課で作成をしていただきまして、あと前半の特集記事等につきましては、災害時期であれば生活安全課と協力して梅雨時期の前の啓発をしたりというふうに考えておりますので、健康課と話しまして、そのようなことが必要だということになれば掲載することもあるのかなというふうに考えております。   以上です。 ○議長(丸山真智子君) 岩下議員。 ◆2番(岩下多絵君) こちらも参考までになんですけれども、地域のシニアクラブの総会時に嚥下障害予防体操口腔編や呼吸編というものが会員の皆様に配布されておりました。こういった嚥下障害のリハビリをするような、こういう啓発活動なども広報に載っていると、皆様の目に触れやすいと思います。これは、高齢者だけの問題ではありません。最初のほうで言ってましたとおり、マスク生活が常になった今日この頃ですが、皆様の口の機能の低下が気になっているところです。こちらのような啓発を広報に特集を組むということで、子どもから高齢者まで目を通していただくことが増えるかと思うんですけれども、こういったものをお願いしたいと思いますが、町長はどのようにお考えでしょうか。 ○議長(丸山真智子君) 世利町長。 ◎町長(世利良末君) 先ほどから口腔ケアにつきまして議員からいろいろな話があっておりました。確かに口の健康は、体の健康は口からというようなこともよく言われます。子ども時代のときからの習慣が必要じゃないかなということを考えますと、今言われますように、保育園、幼稚園時代から、また小学校時代から歯磨きの習慣等をつけることが大事じゃないかなと思っております。今だからこそできること、今、コロナ禍の中でもできることはあるわけでございまして、今言われるように、広報等をしっかり使って町民の皆さん方に口の健康の増進についてお知らせすることは非常に大事だと思っております。   以上でございます。 ○議長(丸山真智子君) 岩下議員。 ◆2番(岩下多絵君) 町民の健康が一番大事なことだと思います。一生口から御飯が食べられる喜びを感じていただくことで、町民の皆様の生きる希望にもつながると思います。   実は、少し時間があるのでお話ししようと思うんですけれども、横浜市では、歯科口腔保健の推進に関する条例を平成31年3月に制定して、市民への口腔衛生の大切さを訴えております。こういった先進地の条例なども、私も言うばかりでなく勉強して、そういったところを見習って、また勉強していこうと考えております。   最後になりますが、第6次総合計画中の施策の8、健康づくりの推進、特に8-1、町民の健康意識を高め、健康管理・健康づくり活動を促進するというところに重点を置くという重点マークがついておりますが、この重点をどのように置いていくのか、町長の考えを最後お聞きしたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(丸山真智子君) 世利町長。 ◎町長(世利良末君) 今言われますように、第6次総合計画の中に町民の健康づくりについてうたっております。非常に健康づくりは大事な項目でありまして、今言われますように、重点項目の中に入れさせていただいております。健康を維持することは、先ほど議員も言われましたように、医療費の削減にもつながるわけでございます。しっかり町民の皆様方の健康増進について、担当課を含めてみんなでいろんな御意見を聞きながら進めていきたいというふうに思っております。   以上でございます。 ○議長(丸山真智子君) 岩下議員。 ◆2番(岩下多絵君) 以上で終わりたいと思います。ありがとうございました。 ○議長(丸山真智子君) 岩下議員の一般質問を終わります。   ただいまから休憩に入ります。再開は10時45分といたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~~              休憩 午前10時36分              再開 午前10時45分            ~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(丸山真智子君) 休憩前に引き続き会議を再開します。   一般質問を続けます。   次に、11番牛房議員。質問時間30分です。   牛房議員、札を上げてもらっていいですか。いや、この札を。   牛房議員。 ◆11番(牛房良嗣君) 通告に従い、一般質問に入らせていただきます。   質問のテーマ、シニアスマホ学習会につきましては、昨年12月定例会にて町長の積極的取組と支援について提言をさせていただきました。町長からも、シニアのスマホ学習会は非常に大事なことであると。シニアクラブの役員の方たちとも連絡確認を取り合いながら進めていきたいとの答弁をいただき、意を強くしているところでございます。12月の定例会の質問からもう半年を経過しておりますが、本件についてシニアクラブの役員の方々との話が持たれたのか、どう進められているのか、まず町長にお聞きしたいと思います。
    ○議長(丸山真智子君) 世利町長。 ◎町長(世利良末君) シニアクラブの役員会との話はどう進めたのかという御質問でございます。   役員会ということではなくて、個別にお話はさせていただきました。今現在シニアクラブでも実際に取り組んでもらっている町内会、シニアクラブもあるとお聞きをいたしております。そういった中で、町としてもそういった講座をぜひとも開設していただきたいというような申出もございました。そういったことで、後から御質問にありますように、講座等も積極的に開催をしているところでございます。   以上でございます。 ○議長(丸山真智子君) 牛房議員。 ◆11番(牛房良嗣君) 今回再度本件を取り上げましたのは、昨年9月、新しい首相になられました菅首相が、従来の縦割り制度やあしき前例主義を打破して、行政、教育、医療等の分野でデジタル化を加速させ、次の成長の突破口をつくるべく頑張りたいとの力強い決意の表明がありました。   具体的には、今年9月1日から発足のデジタル庁は、民間より約100名のITの人材を採用して、日本のデジタル化の司令塔を目指し、前倒しで現在既に判こ主義ですか、押印といいますか、これの97%を廃止し、改革への一歩を踏み出していることは御承知のとおりでございます。改革の2番目は、こども庁の一本化でございます。子どもに関する厚労省、文科省、内閣府、法務省の子育ての業務の一本化を目指しまして、現在取組が行われております。また、教育の改革については、中学生1人1台の端末機を配備してライン教育を目指し、さらに35人学級と英語教育の改革と相まって今教育界は大改革が進められております。   政府のデジタル化は、改革は、かつてない速いスピードで進められていることは、我々も十分承知してるところでございます。政府の進めるデジタル化のサービスを受けるには、スマホの利用、活用ができることが大前提であります。志免町のシニアの方たちのスマホの利活用がどういう状況であるかが一番大事なところだと思いますが、今回コロナ禍で75歳以上の人たちへのコロナ接種の予約が5月7日に始まりました。3,100人への予約通知が出されました。予約状況は、結果的には2,600名の予約の受付をされたそうでございますが、その中でコールセンターの申込みが600人、医療機関の申込みが1,500人、ウェブによるネットでの申込みが500人、計2,600人の申込みを受けられたそうでございますが、医療機関並びにコールセンターで受け付けたのが、これは電話による、架電による申込みの受付でございますが、この方たちが2,100人で約80%、ネットの申込者が500人で20%、これは75歳以上の方たちでございますが、いかに高齢者の方たちがスマホの取扱いというような、新しい通信の機器についての取扱いについて非常に苦手だと。従来の電話、携帯電話、そういったことによる、あるいは固定電話による、そういった通信が一番何か安心して使えるというようなことで、要するにシニアにとってスマホの利用というのはどちらかというと苦手、不慣れを露呈することになったと思います。   ところが、頼みとする携帯電話、ガラケーと言われるものですが、これは早晩姿を消すことになっております。ある、私がこれは新聞で見たものですが、auは22年1月、ソフトバンクは24年1月、エヌ・ティ・ティ・ドコモも約5年後の26年3月には一応ガラケーの携帯電話は廃止するということを聞いております。   町長にお聞きしたいのは、スマホの利用、活用は、シニアにとっては、これは死活問題でございます。重要課題であることを認識しておいでになることだと思いますが、スマホ問題に取り組むべき今大事な時期に来てるんじゃないかと。あと数年後には、ガラケーの携帯がなくなったときに、今の高齢者のこれの情報関係の利用はどういう形で進められるかと思うときに、非常に私は心配でたまらない。町長はこの辺のことをどういうふうにお考えいただいているか、お聞きしたいと思います。 ○議長(丸山真智子君) 世利町長。 ◎町長(世利良末君) 今回のコロナウイルス感染症の接種につきましては、住民の皆さん方に本当に御迷惑をおかけしながら、今少しずつ進めさせていただいております。   5月22日から集団接種が始まりました。私も集団接種会場には土日午前中は必ず行って、皆さん方に御迷惑のお礼をお話をさせていただいておりますが、いろんなお話をそこでさせていただいております。申込みは何でされましたかというお話もお聞きしております。今言われますように、電話を何回してもつながらなかった。20回、30回、40回目にやっとつながったとかという話も聞いております。ほかの方は、ウェブで子どもたちにしていただいたとか、東京の孫にしていただいたとか、そういう話もお聞きをいたしております。   今後このスマホの普及とともに、いろんなことが、また高齢者の方々にもかかってくると思っております。私は、要は高齢者の方が本当にスマホを真剣に覚えようという気持ち、これが大事じゃないかなと思っております。そういう気持ちがあれば、今は町でも講座を開いておりますし、いろんな知り合いが教えてくれたりもしてます。また、携帯会社もそういう教室を開いております。私も先日携帯の会社に出向くことがございまして行きましたら、隣でいろいろ説明があっておりました。コロナの感染のこの予防接種の受付のことについても何か説明があっておったんで、ちょっと話を聞いておりますと、次は何日ですよというように1週間に1回か2回程度の講座を御夫婦で受けにこられておりました。そういった意味で、高齢者の方にまずそういうスマホを、パソコンを使う意欲がまずあるかどうかにかかってくるんじゃないかなと。我々としては、それを提供する場を設けること。役場でスマホ教室をして、申込みが多ければ、これを2講座にするとかというようなことも考えなければいけないというふうに思っております。まずは、スマホをしっかりと取り扱うことを、まず意欲を持っていただくことが大事じゃないかなというふうに思っております。   以上でございます。 ○議長(丸山真智子君) 牛房議員。 ◆11番(牛房良嗣君) 今町長のほうから、シニアがもっとスマホを使うようなことを自らも勉強しなきゃいかんというような話がありました。これは、今そういう話が出ましたので申し上げさせていただくんですが、スマホへの取組の問題につきましては、シルバーのクラブでは、今15ぐらいのクラブがあると思いますが、その中で、もう既にこれから始めようと、要するに始めようというようなところがあることを町長に私は今話を聞きながらとっさに思ったことでございますのであれでございますが、あるシニアクラブの取組について御報告だけ今させていただきます。   4月の中旬にそのシニアクラブは4月の総会を開きました。それで、総会の最後のとき、これは短時間にやらにゃいかないので、最後のときでございましたが、参加者約40名のクラブの人が参加しました。それで、そのときに会長が最後に40名の方にアンケートを用意しておりますって、それを配付しました。そのアンケートの内容というのは、要するにスマホに関係する問題でございまして、70、80、90代の楽しいスマホの勉強会ということでアンケートを取りまして、年齢、それからあと現在会員の方が使ってる機種、通信機器ですね、電話あるいはスマホあるいは固定電話、そういったことに対するアンケート、それからあと、もし学習会に勉強会をやることになったらあなたは参加しますかということに対するアンケートに対しましての回答も得ておりますので、ちょっと報告しますと、一応参加、40名の内アンケートが返ってきたのが30名の方から返りました。そして、年齢は大体みんな年配の方ですから70、80、この方たちが主力でございますが、60代の方もおいでになりました。これは、いずれにしましても、スマホを持ってる人はその30名のうち14名がスマホを持っております。それから、あと16名の方は携帯電話とそれから固定電話を通信機器として活用してるというデータが出まして、やはりスマホというものに対するなじみというのが、ああ、これでは希薄だなというのを感じました。   それからもう一つ、あなたはもしスマホの勉強会があったら参加しますかというアンケートに対しましては、もう90%の方が参加しますというようなことのアンケートをいただきました。そのシニアクラブでは、早速4月下旬に役員会が開かれまして、よし、これじゃあもうスマホの勉強会をやろうということで、スマホの勉強会の具体案を作ることになりました。具体案を作成してるときに、あるIT企業のほうから訪問を受けまして、シニアのスマホ勉強会に私たちはお手伝いをさせていただきたいというIT企業からの申出がありました。早速これはシニアクラブの会長のほうに連絡しまして、シニアクラブの今度は会長並びに役員の方、それに議長、私も出まして約5名の、こちらからは5名出まして、向こうから、ITのほうから2名の幹部の方が来ましてレクチャーをいたしました。これが、そのときの向こうが持ってきた資料でございます。この中に幾つか提案される事業というのはあるんですが、私どもはシニアクラブが選択するのは、要するにスマホの勉強会、これをひとつどう立ち上げるかということでございまして、向こうのほうからの提案は、講師、アシスタント、それからそれに関わるいろんな資料ですか、教育の資料、そういったものはIT企業のほうで用意させてくださいと。それで、大体3日間ぐらいの間で基礎的なものについての勉強会をやるようにいたしますということで、講師、アシスタント、関係資料についてはもう向こうで準備する。費用は一切要りませんということです。費用は一切これは必要としませんということで、向こうのあれでやるようなことで、それを受けまして、シニアクラブのほうでは、あるシニアクラブでは、じゃあこれでやっていこうじゃないかと、取りあえずまずやろうと。   あとシニアクラブでやるのは、その3日間講習が終わって、その後のフォローをどうしていくかと。もう1回やっただけで終わりじゃあ、これはもう全然意味がないわけでございます。問題は、後のフォローを、講師あるいはアシスタントをどう調達しながら、誰が講師になり、アシスタントになって個別指導に当たっていけるかということを検討するという段階で、今度この緊急宣言解除後は直ちにスマホの勉強会をするということで、今そういう運びになっておりますが、これは、現在シニアクラブの中で1つだけじゃありませんで、ほかにこういうことでやってみようということが2つ、3つ今出てきております。要するに、これは何でもそうですけど、やってみなきゃ分からないことが幾つもある。しかし、向こうがある程度担当の向こうのIT企業のほうから講師、アシスタント等も用意、あるいは教育指導も用意しますということの提案がありました。   私どもは、それについてありがたいと思いましたが、もう一つ私が今懸案事項としてお願いしてることは何かというと、スマホを持たない高齢者の方が、さっきも話したように半分以上おいでになるんです。だから、そういった人に対するスマホの貸与、貸すことです、これをひとつそのITの企業のほうから調達できないかということのお願い、これが一つ。   それから、もう一つは、高齢者になると、耳が聞こえないとか難聴のことがあるんですね。だから、そういう難聴者に対するいろんなひとつ支援というのを、別のグループで勉強会を催してもらいたいということの申入れをしております。これについては、まだ正式に、じゃあ、これ、これとでやりましょうというふうなことはまだ受けておりませんが、この2つだけは何としてもひとつIT企業のほうにお願いして協力を得たいと。   現場のほうでは、私が感じましたことは、高齢者の方たちはスマホを決して敬遠してないんです。できたら勉強して、いろいろ楽しいことがたくさんあるみたいだから、勉強したいと。しかし、やっぱり自信がない。今まで使い慣れてるガラケーの携帯あるいは電話、そういったものに結局は最終的には依存するということでございますので。しかし、これはもういつか断ち切らなきゃいけませんので、その辺のところを今回スマホの勉強会を通してこれを断ち切って、ひとつしっかりして高齢者の方たちがスマホに取り組めるような、そういう環境をつくりたいなと思ってます。   しかし、私は、スマホだけじゃなくて、この勉強会を通じて、例えばフレイルの問題、あるいは認知症の問題、あるいは高齢者の方たちのいろんな勉強の場に私はこの学習会を継続させていけれたら、もっとシニアの方たちの何か展望が開けてくるんじゃないかなというような大きな期待を実は持ってる者の一人でございます。そういった意味で、今現場では、そういう時の流れを十分高齢者の方たちは感じ取って、少しでも迷惑がかからないように、しかし自分自身で自立できるようにということで、スマホの取組に立ち向かってるということを町長に私は知ってもらいたいなと思って、あえてお話し申し上げました。いかがですか。 ○議長(丸山真智子君) 世利町長。 ◎町長(世利良末君) 今取組をされているシニアクラブの皆さん方、本当にありがたいなというふうに思っております。先ほど私が申し上げましたとおり、意欲といいますか、そういった方々が非常に多いというのは、今話を聞きまして驚いているところでございます。高齢者の方々が元気に過ごすということは、いろんなことに興味を持つことが大事じゃないかなと。その中の一つとして、そういうスマホも一つのいい媒体になってくるんじゃないかなという思いでございます。そういった意味では、シニアクラブの取組がもっともっと広がるように、そこのスマホの教室自体を、ほかのシニアクラブの方々にも紹介しながら広げていければというふうに思っております。   以上でございます。 ○議長(丸山真智子君) 牛房議員。 ◆11番(牛房良嗣君) 今高齢者の一番の問題は、こういった情報通信をどう活用していけるかと。能力差もかなりあります。しかし、そういったものに合わせて、これから生きていくためにはスマホを避けては通れないんだということを、これはもう高齢者の方も十分御承知でございます。そういった意味では、私は行政がもっとそういう面で高齢者の方たちを励ましながらやっていくような、そういう温かい町であってほしいなと。コロナ禍の中で、今孤立してるのは高齢者です。もう誰も相手をしないです。新聞見ても何見ても、子どものことだとか事業所のことは話が出ても、高齢者をどうするかなんか話は一つも出てこない。これじゃあちょっと冷た過ぎるんじゃないかと私自身はそう思っております。だから、私は、高齢者の方たちにシニアクラブをもっとみんながお互いに助け合い、一致団結してコロナを乗り切ると同時に、何かこういう勉強会でもしっかりやって、全国にびっくりさせるようなことをやろうじゃないかというようなことが会長の思いでございますので、私もぜひこれはそういうことを全国に先駆けてですよ、全国と一緒にやるんじゃないです、全国に先駆けてやってもらいたいなと思います。   来年から今度は菅首相が絶対にこのデジタル化の中で一人の落ちこぼれも、一人の置き去りもしないということを宣言しております。それで、総務省が、御承知のように来年から全国500か所に無料のスマホの講習会場、場を設けて、そして5年間で約1,000万人の高齢者をスマホの勉強会に参加させるように主張していくというような計画をなされてるようでございます。なかなかそんなとこへ俺も行くぞといって行く人もいるかもしれんけど、どちらかというてそんなとこはとても恐ろしゅうて行けんというような人もたくさんいますから、地元の学習会が老人にとったら最高の勉強の場所であると、私はそう思いますので、私は町を挙げて。これは、今私が申し上げましたが、一銭もかからない。IT企業が金を出します、応援しますと、こう言うんですから、私はそれに乗っかかってしっかりそれを利用するということも考えられるじゃないかと思います。町長にもう一つそういった面での勉強のほうも併せてお願いするということで、私の質問は終わりたいと思います。ありがとうございました。よろしゅうお願いします。 ○議長(丸山真智子君) 牛房議員の一般質問を終わります。   ただいまから休憩に入ります。再開は13時といたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~~              休憩 午前11時17分              再開 午後1時00分            ~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(丸山真智子君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。   一般質問を続けます。   次に、5番小森議員。質問時間30分です。   小森議員。 ◆5番(小森弘美君) 通告に従い、一般質問をさせていただきます。   1つ目の質問、コロナ禍における障害のある方の偏見防止について、何点かお伺いいたします。   先月より高齢者へのワクチン接種が始まりましたが、新型コロナウイルス感染症の感染防止のための外出時のマスクの着用は、もはや現在の生活様式の常識となっております。しかしながら、マスク着用については、先日知的障害のある10代後半のお子様を持つお母様より、外出時、すぐにマスクを外してしまう我が子が非常に気がかりだ、その相談をお受けいたしました。マスクをつけたくてもつけられない方は、コロナ禍の中、また別の意味で御苦労されておられます。マスク着用が困難な方として、発達障害、感覚過敏、脳の障害、皮膚の病気、呼吸器の病気など様々な要因でマスクをつけると肌に痛みを感じたり、気分が悪くなったり、体に異変が生じてしまうと聞いております。このような理由からマスクを外していると、周囲からはわがままと誤解をされたり、厳しい視線を向けられたり、心ない批判を受けることもあるということでした。このような方の声が、今年3月、国会でも取り上げられました。それでは今、もろもろ紹介いたしましたが、マスク着用が困難な方への対応について何点かお伺いいたします。   まず、やむを得ずマスクを着用できない方がおられるということを町として認知しておられるでしょうか。また、志免町では、そのような方からお声がかかっていませんでしょうか。お願いします。 ○議長(丸山真智子君) 荒牧福祉課参事。 ◎福祉課参事(荒牧裕樹君) マスクをやむを得ず着用できない方がおられるが認知しているかという御質問についてお答えします。   皮膚の病気、呼吸器の疾患のある方、また脳の障害や重度の障害のある方、発達障害がある方、触覚、嗅覚等の刺激に敏感な感覚過敏などによりマスクの着用が困難な状態のある方々がいらっしゃることを認知しております。 ○議長(丸山真智子君) 小森議員。 ◆5番(小森弘美君) 実際に御相談のお声はかかっておりますでしょうか。 ○議長(丸山真智子君) 荒牧福祉課参事。 ◎福祉課参事(荒牧裕樹君) 全体の人数等は把握しておりませんが、町が事業を委託している地域活動支援センターのほうでは、機能障害の方のうち、お二人の方がマスクはできない、1人は長時間の装着が難しいということで、センター利用を控えておられる方がいらっしゃいます。精神障害の方には、直接口にマスクが接触しないよう、マスクインナーサポート、フレーム等を使用している方がいらっしゃることをお聞きしております。   以上です。 ○議長(丸山真智子君) 小森議員。 ◆5番(小森弘美君) お一人、今御報告が上がっているのは、お一人、お二人。 ○議長(丸山真智子君) 荒牧福祉課参事。 ◎福祉課参事(荒牧裕樹君) 2人の方がマスクができなくて、もう一人の方が長時間の装着ができないということで、3件上がっております。 ○議長(丸山真智子君) 小森議員。 ◆5番(小森弘美君) はい、分かりました。コロナ禍のときだからこそ、マスクをつけていない人を見たら、まずは批判するだけではなく、何か事情があるのかもしれないと思う思いやりの心が町全体に行き届くことがとても大切だと思います。この点で町としてはどのようにお考えでしょうか。 ○議長(丸山真智子君) 町としての考えはどなたが答弁されますか。町としての考えを質問があってますけど。   世利町長。 ◎町長(世利良末君) マスクがつけたくともつけれないような方、私もニュース等で何件かお伺いしたことがございます。今御質問を受けまして、いろんな私も情報を聞きますところによりますと、数名の方がそういう方がおられるということで、まだ私どもが知らない方ももしかしたらおられるかもしれません。そういった方たちの対応といたしまして、今私はマスクができませんというような札を準備をしているとこでございます。 ○議長(丸山真智子君) 小森議員。 ◆5番(小森弘美君) 本当にありがとうございます。そういうことですね。   では、すいません、次に、次の質問に移りたいと思います。   志免町の小・中学校におけるマスク着用が困難な子どもへの対応はどのようにしておられるでしょうか。 ○議長(丸山真智子君) 池松学校教育課長。 ◎学校教育課長(池松貴恵君) 町内の小・中学校においてマスク着用が困難な子どもは、非常に僅かですが、います。現在マスク着用に代えて、マウスシールド等を使用しているところでございます。   周りの子どもたちにおいては、そういった子どもの状況をきちんと理解し、偏見などの不都合な事象が起こるようなことはないと聞いております。 ○議長(丸山真智子君) 小森議員。 ◆5番(小森弘美君) 分かりました。お子さんの場合、集団の中にいると、お友達がマスクをしているとマスクを外しにくいという気持ちになられるようです。学校生活の中で、先生をはじめ大人が気を留めていくべきだと感じます。その点、教育長はいかがお考えでしょうか。 ○議長(丸山真智子君) 金子教育長。 ◎教育長(金子眞恵君) コロナ禍におきまして、こういったマスク着用につきましては、自らの健康を守るということでマスク着用を推進する指導をさせていただいたりしております。しかし、いろいろな事情を理解して、温かく支え合う人との関係をつくるという意味からしますと、マスクをつけていない子どもたちへの見えない気遣いといいますか、そういったものは、ある程度集団が固定しておりますので、そういった中での考え方というのは浸透して、現在のところはマスク着用をしていなくても理解は進んでいるというふうに思っております。よろしゅうございましょうか。 ○議長(丸山真智子君) 小森議員。 ◆5番(小森弘美君) すいません。もうマスクをつけているだけで子どもたちは何かもう胸がいっぱいになるみたいで、今から暑くもなりますし、着用できない子どもたち以外の心遣いもどうぞよろしくお願いします。   では、次の質問に移ります。   マスク着用が困難な方の町民の皆様への周知はどのようにされていますでしょうか。また、啓発がとても重要になってくるかと思います。実際にどのような形で町民の皆様に啓発を行っておられるでしょうか。お願いいたします。 ○議長(丸山真智子君) 徳永健康課長。 ◎健康課長(徳永康國君) 障害のある方の中には、触覚、嗅覚などの感覚過敏といった障害特性によりマスクの着用が困難な状態の方もおられます。町民への周知については、感染拡大防止のためにマスク着用を呼びかけていることを手段としているために、現在は行っておりません。 ○議長(丸山真智子君) 小森議員。 ◆5番(小森弘美君) 先ほどから町長からもネームプレートというか、このマスクをつけられませんというものをつけようと思っていますとお答えがありましたけれども、しっかり啓発をしていないと、限られた人だけの認知だけではどうしてもまた偏見が生じると思いますので、どうか啓発をお願いいたします。   障害や何らかの症状があってマスクをつけられない人がいることを認識し、その特性や事情を理解し、お互い思いやりを持って過ごしましょうといったポスター掲示などの啓発を積極的に行い、町全体で理解の輪を広げていくことが大変必要かと思います。これからまた啓発運動をしていかれるっていうことでよろしいでしょうか。   では、すいません、次の質問に移ります。   このような不公平をなくすことは、SDGs、持続可能な開発目標の10番目の項目に当たり、差別や偏見の解消を推進する上でも、町は主導的な役割を担っています。小さな意見を聞き漏らさず、不公平、不平等のないまちづくりを行っていただきたいと思います。マスク着用が困難なことを意思表示するカードやバッジを作成している各種団体も出てきておりますが、今町長も御存じだということで、私今日は持ってまいりました。実は、このマスクが、これはちょっとこれを大きくした分なんですけど、これが小さなネームプレートとかに入る現物でございます。これはちょっと大きくしてきたんですけれども、このように、この啓発の事例のきっかけになったのは、昨年9月、千葉県の松戸市の議会で取り上げられたものでした。やはり障害のあるお子様を持つお母様が何とかしてもらいたいって、差別をされるので何とかしてもらいたいというお声から議会で取り上げられて、去年の9月にもう松戸市は早速これをダウンロードして自由に使えるようにして、啓発運動にも取り組んだそうなんです。これは、実際にまたこれが松戸市からぐるぐる変わって、これは熊本で実際に今も使われているものだそうです。   今年、国が3月、マスク着用が困難なことを意思表示するカードやバッジを各種団体が作成していることを知って、さらに国としてカードやバッジの規格を統一しよう、普及にも力を入れていこうということになりました。そこで提案ですが、というか、町長が早速してくださるということでしたので、もうここは省かせていただきますけれども、またしっかりバッジも何か国からもまたできるそうなので、そういうのもしっかり取り入れていただきたいと思います。   すいません、最後にまた町長、どれぐらいの時期でまた取り入れてくださいますでしょうか。 ○議長(丸山真智子君) 世利町長。 ◎町長(世利良末君) 今回の御質問を受けましていろいろ調査をする中で、今言われます松戸市等ほか、多くの自治体でそういう取組を行っていることを知りました。担当には早急にそういったものの確認、またそういったものを利用できるかどうかの先方に確認をしながら、早急に作るように指示を出しているところでございます。 ○議長(丸山真智子君) 小森議員。 ◆5番(小森弘美君) コロナ禍の中、本当に苦しい思いをされている方に寄り添い、町が周知啓発に力を入れていけば、無理解や偏見による誹謗中傷などの改善、解消にもつながります。ぜひ実行に移していただければと思います。   それでは、次の質問に移ります。   誰もが生きがいを持って働く環境づくりをについて何点か質問をさせていただきます。   令和2年4月より会計年度任用職員制度が施行され、1年が過ぎました。志免町でも、現在224名の会計年度任用職員の方がおられると聞いております。会計年度任用職員の活躍の場は、教育、子育て、介護福祉と幅広く、現状において町の行政の重要な担い手となっていただいております。まさしく会計年度任用職員の方は、町の大切な人材でございます。   それでは、町にとっての人材確保について何点かお尋ねいたします。   志免町の会計年度任用職員フルタイムの方とパートタイムの方の人数はそれぞれ何名おられるでしょうか。 ○議長(丸山真智子君) 二村総務課長補佐。 ◎総務課長補佐(二村研司君) すいません。令和3年6月1日現在になりますけども、フルタイムが18名、パートタイムが193名、合計で211名、ちょっと若干議員がおっしゃったのと違いますけども、6月1日現在でございます。   以上です。 ○議長(丸山真智子君) 小森議員。 ◆5番(小森弘美君) では、フルタイムパートタイム会計年度任用職員の女性と男性の割合を教えてください。 ○議長(丸山真智子君) 二村総務課長補佐。 ◎総務課長補佐(二村研司君) フルタイムが、女性が100%となっております。パートタイムにつきましては、女性が81%、男性が19%となっております。人数でいきますと、女性が156名、男性が37名ということになっております。   以上でございます。 ○議長(丸山真智子君) 小森議員。 ◆5番(小森弘美君) 全国的にも会計年度任用職員の職員数は62.2万人、そのうちの9割がパートタイム会計年度任用職員となっています。また、会計年度任用職員の女性の割合は、全国的に全体の8割を占めています。今お伺いしました志免町も81%ですので、全国のほぼ平均と同じということになります。   さて、女性は我が国最大の潜在力であり、女性の能力を生かすことが不可欠であるという観点から、平成27年、女性活躍推進法が制定されました。この女性活躍推進法は、女性の活躍の旗を高く掲げ、女性の職業生活における活躍推進に関する法律でございます、今日もたくさんの女性の課長さんがおられますけれども、本当に女性の活躍を応援した法律でございます。この法律制定後、保育の受皿の整備も加速化し、この7年間で子育て世代の25歳から44歳の女性の就業率は77.7%、約8割まで上昇いたしました。また、第1子出産後の女性の就業率も、直近の調査では53.1%と5割を超えました。志免町の会計年度任用職員の方にも、育児や介護をしながら働く方もたくさんおられるかと思います。時代の流れとともに、女性が安心して働ける環境と経済的に自立しながら働き続けられる環境の整備を志免町も積極的に行うべきだと思いますけれども、町のほうはどのようにお考えでしょうか。お願いします。 ○議長(丸山真智子君) 二村総務課長補佐。 ◎総務課長補佐(二村研司君) この会計年度任用職員では、女性の方が多いわけですけども、勤務時間だったり報酬については特に男女の区別のない設定としております。しかしながら、女性にとって働きやすいということがあって女性の応募者が多いのではないかと思っております。あと、町においても、特定事業主行動計画を策定して、できるだけ女性の登用、特に管理職、係長以上等においてできるだけ女性を登用していこう、採用においても男女隔てなく採用していこうということで取組を行っているところでございます。 ○議長(丸山真智子君) 小森議員。 ◆5番(小森弘美君) 分かりました。   次に、会計年度任用職員の中でも、専門知識を持つ方、例えば保健師さん、保育士さん、調理師さん、栄養士さん、介護支援専門員さん、スクールソーシャルワーカーさんなど、フルタイムパートタイム会計年度任用職員の方の人数が何人おられるかお尋ねします。 ○議長(丸山真智子君) 二村総務課長補佐。 ◎総務課長補佐(二村研司君) 専門的知識を持った方、今おっしゃった保育士の方とか保健師の方になりますけども、フルタイムが18名です。これは全て保育士となっております。パートタイムの方が83名となっております。   以上でございます。 ○議長(丸山真智子君) 小森議員。 ◆5番(小森弘美君) すいません。その83名のパートタイムの方が、この保健師さん、調理師さんに振り分けられるということですか。              (総務課長補佐二村研司君「はい」と呼ぶ) ○議長(丸山真智子君) 小森議員。 ◆5番(小森弘美君) 介護支援専門員の方も全員パートタイムの方ですか。 ○議長(丸山真智子君) 二村総務課長補佐。 ◎総務課長補佐(二村研司君) はい。介護支援専門員の方はパートタイムとなっております。 ○議長(丸山真智子君) 小森議員。 ◆5番(小森弘美君) 分かりました。総務省の会計年度任用職員の適正な運用についての要綱に、会計年度任用職員の勤務時間について、その職務の内容や標準的な職務の量に応じた適切な勤務時間を設定することが必要であると書いてあります。例えば、フルタイム勤務とすべき標準的な職務の量がある職について、パートタイム会計年度任用職員として位置づけること自体を目的として勤務時間をフルタイムより僅かに短く設定することは適切ではないというふうに書いてあります。なお、改正法において、会計年度任用職員について、フルタイムでの任用が可能であることを明確化したところがあり、こうした任用は柔軟な人事管理や勤務条件の改善による人材確保にも資するものであることとあります。先ほどお聞きした志免町の会計年度任用職員の方の9割がパートタイム会計年度任用職員だということが分かりました。   そこで、2点お伺いしたいのですが、1点目は職務の量に対して適切な勤務時間の設定はできているのか、2点目は職務によってパートタイムの時間帯で業務に差し障りはないのか、この2点をお伺いいたします。 ○議長(丸山真智子君) 二村総務課長補佐。 ◎総務課長補佐(二村研司君) 議員のおっしゃるとおり、総務省の通知については、度々説明会にも参加しておりますので、十分承知しているところでございます。   勤務時間については、それぞれの職域の実情に合わせたところで設定をしております。勤務内容に応じて勤務時間を積み上げたところで設定をしており、パートタイムでやっていけるという判断の上で設定しております。ただし、保育士はフルタイムにしておるんですけども、現状の保育士不足の観点だとか、保育現場の状況をして、考慮してフルタイムの採用等をいたしました。   ほかの職については、御指摘の点はあるかもしれませんけども、勤務時間を積み上げて、それで十分やっていけるという判断のもと設定をしているところでございます。   以上でございます。 ○議長(丸山真智子君) 小森議員。 ◆5番(小森弘美君) 具体的に給与面で申し上げると、パートタイム会計年度任用職員は日額の給与でございます。今回の制度の改定により、制度前に常勤勤務の方が仮にパートタイム会計年度任用職員の方に移行した場合、給与で納得のいかない感じでございます。資格を持ち、その道のエキスパートとしてその知識を持って町の行政サービスに生かしていこうって張り切っておられる方が多いかと思いますけれども、そういった方の金銭面での働く意欲とかモチベーションが下がるというか、多大な影響があるかと懸念しております。   また、勤務体制に関しても、職務によってはパートタイムの時間帯では、先ほど勤務の内容に応じて勤務時間を積み上げた結果というふうにおっしゃってありましたけれども、どうしてもフルタイムの方よりも15分ほど短く設定されておりますので、業務にも支障が出るのではないかな、また業務に支障が出ますというお声も聞いております。勤務体制の設定については、先ほどおっしゃった業務内容に応じて勤務時間を積み上げた結果や施設の運営時間、窓口の開設時間にも考慮した上設定しなければならないというふうに書いてあります。言うまでもなく、町の職務に当たる全ての職員の方が、町の大切な人材の方でございます。この点を鑑みたときに、このような資格を持つ方に対して、具体的に町として勤務体制や報酬等について相談する窓口とか待遇改善を行う体制を整えておられるでしょうか、お尋ねです。 ○議長(丸山真智子君) 二村総務課長補佐。 ◎総務課長補佐(二村研司君) おっしゃるとおり、全ての職員がやりがいを持って働きやすい職場環境づくりを行っていく必要があると思っております。報酬面については、制度が移行する際に不利にならないように措置はしております。若干引上げを行っております。ただ、おっしゃったように、日額制というところで、全体の額は増えたものの、月によって凸凹がある、5月だとか2月について若干収入が少ないということで、心情面で、生活の上でも若干苦慮されているという話は聞いております。それについては、制度が始まってから1年を経過いたしますので、修正すべき点は修正していきたいと思っております。   それと、相談窓口があるのかということなんですけども、特定の窓口というのは設けていないんですけども、相談がある場合については、まず所属長に相談していただきまして、その後各所属と総務課において協議をするということになります。協議をして、改善すべきかどうか、改善が必要かというのを検討しております。改善すべきと判断すれば、規則等の改正を行って処遇改善につなげていきたいと思っております。   以上でございます。 ○議長(丸山真智子君) 小森議員。 ◆5番(小森弘美君) 前向きな改善の検討をお願いいたします。やはり資格を持ち、しっかり働きたいという方が、今女性としてもたくさん要望が出ております。また、そういった働きたいという要望が出た場合、業務の内容や責任の程度に考慮した上で、勤務体制とか報酬とかは本当に検討していくべきだと思います。お一人お一人に合った勤務体制方針について検討すべきだと考えます。総務省の要綱には、地方自治法第203条の2第2項によれば、報酬は勤務日数に応じてこれを支給する、ただし条例で特別の定めをした場合この限りではないとされているため、基本的には日額で支給することが考えられるが、各団体の実情に応じて適切に判断されたいというふうにあります。この点、町としていかがでしょうか。 ○議長(丸山真智子君) 二村総務課長補佐。 ◎総務課長補佐(二村研司君) 議員おっしゃる点については、ほかの団体、各市町村の状況だとか社会情勢、あと財政状況等を鑑みまして、皆さんにとってどういった報酬体系がいいのかというのをいま一度検討させていただきたいと思っております。 ○議長(丸山真智子君) 小森議員。 ◆5番(小森弘美君) それでは、様々な立場で町を支えてくださる人材の確保は、将来の志免町の繁栄と発展には絶対不可欠であります。また、きめ細やかな行政サービス向上には、様々な立場で働く会計年度任用職員の方のお力が必要であると考えます。誰もが生きがいを持って働ける環境づくりをお願いしたいと思っておりますが、最後に町長の御所見をお願いできますでしょうか。 ○議長(丸山真智子君) 世利町長。 ◎町長(世利良末君) 先ほどから議員が言われますように、会計年度任用職員の皆さん方には、200名を超える方が働いていただいております。その中には、大変重要な仕事をしていただいている方もおられるわけでございまして、ほとんどの方は重要な仕事をしていただいております。先ほどから課長補佐も申し上げますとおり、会計年度職員の皆さん方には月額か日額かということでございます。月によっていろいろ凸凹が出るわけでございます。そういった意味では、今後、今会計年度任用職員も1年を経過しているわけでございまして、いろんな要望がございます。月に平準化するような月額制度に移行できればというふうに思っております。財政状況も鑑みながら、慎重に検討してまいりたいというふうに思っております。 ○議長(丸山真智子君) 小森議員。 ◆5番(小森弘美君) 前向きな御答弁ありがとうございます。   以上で一般質問を終わります。 ○議長(丸山真智子君) 小森議員の一般質問を終わります。   ただいまから休憩に入ります。再開は1時45分といたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~~              休憩 午後1時33分              再開 午後1時45分            ~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(丸山真智子君) 休憩前に引き続き会議を再開します。   一般質問を続けます。   次に、6番藤瀬議員。質問時間20分です。   藤瀬議員。 ◆6番(藤瀬康司君) 通告に従いまして一般質問をさせていただきます。   例年、地震や豪雨などの災害が相次ぐ中で、災害時に避難所として体育館へのエアコンの設置は全国的な課題として受け止められています。過去の一般質問でも同様な質問が行われていましたが、体育館へのエアコンの設置は多額の予算が必要となり、志免町をはじめほかの自治体でも、設置をしたいが実施はなかなか困難というのが本音だと思います。しかし、体育館のエアコン設置は、志免町にとって重要課題だと考えて質問をさせていただきます。ぜひ前向きな答弁をよろしくお願いいたします。   今現在、志免町小・中学校の教室にはエアコンがついており、子どもたちは快適な環境で勉強ができていると感じております。まず、教室にエアコンを設置した経緯をお伺いいたします。 ○議長(丸山真智子君) 池松学校教育課長。 ◎学校教育課長(池松貴恵君) 平成22年以降、地球温暖化だけでなく、様々な気象要因から猛暑が向上化している状況があり、教室には扇風機が設置してあったものの、教室によっては非常に高温になり、教室内でも熱中症の心配がある場合があったほか、PM2.5等の影響で窓を開けることが難しい日もあるなどの課題がございました。それで、熱中症及びPM2.5対策として教室にエアコンを設置し、児童・生徒が健康で快適に学習できる環境を整えたものでございます。 ○議長(丸山真智子君) 藤瀬議員。 ◆6番(藤瀬康司君) 教室に対して設置したエアコンの設置数は何%ぐらいでしょうか。およそで結構です。 ○議長(丸山真智子君) 池松学校教育課長。 ◎学校教育課長(池松貴恵君) すいません。普通教室及び特別教室、特別支援学級の教室に設置しております。何%ってちょっと分からないんですけど、ほぼ生徒が常時いるような教室は全て入っております。 ○議長(丸山真智子君) 藤瀬議員。 ◆6番(藤瀬康司君) ほかの自治体では、普通教室以外がついていないという課題も今直面や、過去にはそういった話が出ている中、志免町は教室はついているということで、子どもたち、そして先生方も授業に対して快適な環境でできていると、非常にすばらしいことだと感じております。また、今回エアコンを設置をした中で、総額は幾ら予算がかかったのか、分かる範囲で結構ですので教えてください。 ○議長(丸山真智子君) 池松学校教育課長。 ◎学校教育課長(池松貴恵君) すいません。総額をここに資料を持ってきておりませんので分かりません。後ほどお示しさせていただきたいと思います。 ○議長(丸山真智子君) 藤瀬議員。 ◆6番(藤瀬康司君) 通告がなかったので、すいません、またお願いします。   その中で、今回エアコンがついて、エアコン設置後の、つけた後の声というのが一番重要だと考えます。エアコンを設置後、まずは先生方、どういった反応でどういった声が上がっているかお教えください。
    ○議長(丸山真智子君) 池松学校教育課長。 ◎学校教育課長(池松貴恵君) 先生方からは、子どもたちの集中力が高まり一斉指導が行いやすくなった、設置前は暑さが厳しいときは児童・生徒の状態に合わせて教科や活動を変更せざるを得なかったが、設置後は天候にかかわらず学習を進めることができるようになった、それから子どもたちが給食を残さなくなったなどの声がありました。 ○議長(丸山真智子君) 藤瀬議員。 ◆6番(藤瀬康司君) 今給食を残さなくなったということがありました。どういった要因で残さなくなったんでしょうか。 ○議長(丸山真智子君) 池松学校教育課長。 ◎学校教育課長(池松貴恵君) 聞くところによりますと、あまりの暑さで食欲を失っていたというような状況があって、快適に過ごせるようになって給食も食が進むようになったと聞いております。 ○議長(丸山真智子君) 藤瀬議員。 ◆6番(藤瀬康司君) 続きまして、生徒たちはどういった声を言われてますでしょうか。 ○議長(丸山真智子君) 池松学校教育課長。 ◎学校教育課長(池松貴恵君) 児童・生徒からは、エアコンがあると集中でき話が聞きやすい、遊んだり登校したりしたとき教室が涼しいので快適である、学習に集中できるなどの声がありました。 ○議長(丸山真智子君) 藤瀬議員。 ◆6番(藤瀬康司君) 続いて、保護者やPTAからの声を教えてください。 ○議長(丸山真智子君) 池松学校教育課長。 ◎学校教育課長(池松貴恵君) 夏場は熱中症の心配をしておりましたが、安心して子どもを送り出せるようになったという声を聞いております。 ○議長(丸山真智子君) 藤瀬議員。 ◆6番(藤瀬康司君) ありがとうございます。やはり設置する前の状況から新たにエアコン設置をして子どもたちや生徒、そして保護者の方々が満足していただけるということが一番重要課題だと思いますが、エアコンを設置して、先ほど言った先生方や生徒、保護者からの逆の言葉、いい言葉もあれば、逆に悪い言葉といいますか、そういった声というのはなかったでしょうか。 ○議長(丸山真智子君) 池松学校教育課長。 ◎学校教育課長(池松貴恵君) 子どもたちがあまり教室から夏場とか出たがらないというような状況もあるという声は聞いております。 ○議長(丸山真智子君) 藤瀬議員。 ◆6番(藤瀬康司君) 教室から出たがらない、外と気温差がやはり出てくると思いますので、外に出る際とか、そういった形で配慮をぜひ先生方にお願いしたいと思いますので、お伝えをぜひお願いいたします。   続きまして、志免町指定避難所でエアコンがついていない施設は何か所現在ありますか。 ○議長(丸山真智子君) 太田生活安全課長。 ◎生活安全課長(太田成洋君) 志免町指定避難所は43か所あり、その中でエアコンが設置されていない施設につきましては、各小・中学校の体育館6か所、志免町民体育館、西地区社会体育館、桜丘共同利用施設の体育館部分の計9か所となっております。 ○議長(丸山真智子君) 藤瀬議員。 ◆6番(藤瀬康司君) 万が一夏場に災害が発生した際の熱中症対策、暑さ対策はどのような形になりますか。 ○議長(丸山真智子君) 太田生活安全課長。 ◎生活安全課長(太田成洋君) 現在につきましては、各体育館のほうにつきまして扇風機、またスポットクーラーを設置している体育館もございますので、その器具を使って対策を図っているところでございます。 ○議長(丸山真智子君) 藤瀬議員。 ◆6番(藤瀬康司君) そもそも体育館自体が断熱、省エネを考慮した建設になっておらず、エアコン設置を想定してないと思いますが、スポットエアコンで本当に冷えるんでしょうか。また、検証はされたのでしょうか。 ○議長(丸山真智子君) 太田生活安全課長。 ◎生活安全課長(太田成洋君) スポットクーラーにつきましては、あくまでも吹き出し口の近くというか、そういったところしか、全体的に体育館を冷やすとか、そういったことはできないとは思っております。また、扇風機につきましても、限度がありますので、あくまでも風の換気であったり、具合が悪い方がもしいらっしゃればその近くに設置したりということを考えております。 ○議長(丸山真智子君) 藤瀬議員。 ◆6番(藤瀬康司君) その中で、学校体育館は授業や部活動、また災害時には町民の命を守る避難所となっております。エアコンなしの体育館は、近年異常とも言える真夏の暑さの中、果たして避難所としての役割を果たせるのでしょうか。また、教育環境向上の意味からも、体育館のエアコンの整備はとても重要だと考えます。防災・減災、教育環境向上の両面から、今こそ体育館へのエアコンの整備が求められています。体育館のエアコン設置に向けて、課題は今現在ないんでしょうか。 ○議長(丸山真智子君) 池松学校教育課長。 ◎学校教育課長(池松貴恵君) エアコン設置に向けた課題としましては、やはり設置に非常に大きな費用がかかるということが一つで、現在志免町では、各町内会の公民館、町民センターなど大規模な改修を順次行っていく予定となっておりますので、それらと時期を合わせて実施すれば町財政に大きな負担となることが見込まれるということもあります。また、コロナ禍で現在小まめな換気が必要ということが続くのであれば、冷暖房の使用時の費用もまた大きなものとなることが見込まれ、経常経費としてこれもまた町の財政を圧迫するものになると思われます。 ○議長(丸山真智子君) 藤瀬議員。 ◆6番(藤瀬康司君) 多額な予算がかかるということで、体育館のエアコン設置に総額幾らぐらい、分かりますか。 ○議長(丸山真智子君) 池松学校教育課長。 ◎学校教育課長(池松貴恵君) すいません。体育館ですので、風が起きない輻射式の冷暖房設備を設置すると想定しますと、1体育館当たり3億円程度かかると見込んでおります。 ○議長(丸山真智子君) 藤瀬議員。 ◆6番(藤瀬康司君) エアコンの設置について先生や生徒、保護者から、体育館にエアコンをつけれないのかという声はないのでしょうか。 ○議長(丸山真智子君) 池松学校教育課長。 ◎学校教育課長(池松貴恵君) 体育館にエアコン設置をという声は、直接的には私たちのところには上がってきておりません。 ○議長(丸山真智子君) 藤瀬議員。 ◆6番(藤瀬康司君) 体育館の夏場の使用時の熱中症対策や、夏場、通常どのような形で子どもたちに使っていただけるんでしょうか。 ○議長(丸山真智子君) 池松学校教育課長。 ◎学校教育課長(池松貴恵君) 体育館における学習等の際の熱中症対策としましては、水筒を持参させ、給水タイムを設定し、適宜水分補給をする、使用前から窓を全開しておいて、扇風機で風通しをよくするなどを行って実施しています。 ○議長(丸山真智子君) 藤瀬議員。 ◆6番(藤瀬康司君) 先ほど長寿命化で志免町の公共施設の個別計画の中で変えていくのがいいんじゃないかと考えますが、その中で災害避難所にも指定されてます町民体育館が令和7年度改修工事の予定にしていますが、こちらに対して取付けは可能でしょうか。 ○議長(丸山真智子君) 安楽社会教育課長。 ◎社会教育課長(安楽実君) 議員おっしゃるとおり、公共施設個別計画の中で町民体育館においては令和7年から令和9年に改修を予定をしております。先ほど学校教育課長も申したとおり、多額の費用がかかるということで、財政面のバランス、全体のバランスを見てしなければならないと思ってますけど、志免町の中心的な体育館、体育施設になりますので、ぜひここの改修計画に合わせて空調設備の導入については検討したいと考えてます。 ○議長(丸山真智子君) 藤瀬議員。 ◆6番(藤瀬康司君) 続きまして、体育館がエアコンがついてない状況ですけど、教育長はどのように考えられますか。 ○議長(丸山真智子君) 金子教育長。 ◎教育長(金子眞恵君) もちろん体育館にありますれば快適で、思いっ切り伸び伸びとした運動もできましょうし、一年中の体育館使用が快適にできるということになりますれば、学習活動もダイナミックに行うことができると思います。避難所としての活用も安心感が広がるのではなかろうかという思いはございます。ただ、今までの課長の説明にもありましたように、費用が随分かかるということですので、実現に向けては長期的に見ていく必要があるというふうに体育館については思っております。   以上でございます。 ○議長(丸山真智子君) 藤瀬議員。 ◆6番(藤瀬康司君) 体育館の中で万が一熱中症が発生して、子どもたちに何かあった場合はどのような形を取られますか、教育長。 ○議長(丸山真智子君) 金子教育長。 ◎教育長(金子眞恵君) 学校の中では、計測機器を使って、体育館に行って運動してよいかとか、外に出て運動してよい状況であるかということを確かめながら学習活動を展開しておりますので、できるだけそういった状況が起きないように、教職員一丸となって注意を払っているところでございます。しかし、残念なことにそういった状況が起きましたときには、もちろん養護等と相談してその対応については早急に決めて、しかるべく対応を取っていくということを打ち合わせております。 ○議長(丸山真智子君) 藤瀬議員。 ◆6番(藤瀬康司君) 学校の教室にエアコンを設置して、エアコンに対して熱い思いを町長がお持ちだと思いますが、今回体育館のエアコンについて町長の見解をお伺いいたします。 ○議長(丸山真智子君) 世利町長。 ◎町長(世利良末君) 体育館にエアコンの設置というようなことでございます。もともと教室内にエアコンを設置するときも、志免、粕屋町以外は積極的にほかの町は取り組まなかったわけでございますが、近年のこの気温の上昇とともに、国の補助等もありまして、もう郡内というか全国の小・中学校でも教室には設置がついているわけでございます。体育館のエアコン設置については、恐らく国のほうも補助の見直しを行ってくれるものと思っております。必ず近い将来は体育館にも設置が必要だと思っております。先ほどから担当が申しますとおり、非常に多額な費用がかかるわけでございます。何とか国の補助をいただけるようになれば、真剣に検討を行い、前向きに進めていきたいというふうに思っております。   以上でございます。 ○議長(丸山真智子君) 藤瀬議員。 ◆6番(藤瀬康司君) 昨年は福岡は38度で、過去No.3番目に高い気温で、今年においても同じように暑いことも考えられます。子どもたちの命を守るという重要な課題だと思いますので、ぜひ進めていただければと思います。よろしくお願いいたします。   続きまして、新型コロナウイルスの感染拡大によって人々の生活様式は大きく変わってきました。自粛生活を余儀なくされ、読書を再開した人も少なくないと考えております。活字離れ、読書離れと言われ久しい現在にあって、出版物の売上げが増加をしております。電子書籍は、専用の情報端末をはじめ、タブレット、パソコン、スマートフォンといった電子機器の画面でインターネットを通じていつでも読むことができ、何度でも読み返すことができます。図書館運営でも多くのメリットがあると考えております。このコロナ禍で利用者が来館することなく、24時間365日利用なこと、紛失や破れたり汚れたりするのを防ぐことができ、返却の遅延もなくなります。そういったメリットがある中、令和2年9月の議会で、電子書籍について一般質問をさせていただき、教育長からは時期尚早という答弁がございました。しかし、同年の12月に宇美町、令和3年3月には福岡市が電子図書館を開設しております。後に宇美町、福岡市が電子図書館を開設したことに対し、教育長はどのようにお考えでしょうか。 ○議長(丸山真智子君) 金子教育長。 ◎教育長(金子眞恵君) 近隣市町での電子図書館開設に対してどのように考えているかという御質問にお答えいたします。   時代の最先端となる電子図書館運営をスタートされましたことについては、大きな決断をされたなというふうに考えております。と申しますのは、導入に当たっては、システム構築費、書籍初期購入費用等が大変大きくかかり、また数年で消えていく書籍データの補填などのための費用やクラウド使用料などランニングコストも以後ずっとかかり続けることになります。地方創生臨時交付金を活用して導入している自治体もありますけれども、こちらは初年度費用に限った補助金となりますので、一旦電子図書館を導入しますれば、2年目以降の費用はずっと全て町の負担となることになります。そういうことを考えますときに、まずは費用の課題を超えて導入されたという点で、大きな決断をされたというふうに考えております。   以上でございます。 ○議長(丸山真智子君) 藤瀬議員。 ◆6番(藤瀬康司君) 大きな決断をされたと考えられたんですが、それに対して、志免町は今回設置をしなかったわけですけど、そのことに対してはどのように考えてますか。 ○議長(丸山真智子君) 金子教育長。 ◎教育長(金子眞恵君) 現在のところ、電子図書館を導入するにはいろいろな課題があると思っておりますので、現在とどまっている状況であるというふうに考えております。   以上です。 ○議長(丸山真智子君) 藤瀬議員。 ◆6番(藤瀬康司君) 電子図書館では、インターネットを通じてパソコンやタブレットやスマートフォン、先ほどから申しますとおり電子書籍を借りることが可能です。自粛生活を余儀なくされている今だからこそ、電子図書館を開設するべきだと考えております。やはりなかなか来れない方や高齢者の方や足が悪くなかなか図書館に行けない方に対して、電子図書館を開始すれば本を見る機会を出すことができますが、それについてはいかがでしょうか。 ○議長(丸山真智子君) 金子教育長。 ◎教育長(金子眞恵君) 行かなくても借りられる、そしていつでも閉館、開館関係なく借りられる、そして今の時代、人の手を介さずに借りられるという点では、電子図書館のメリットは大きいというふうに認識しております。しかし、大きくは費用の問題があるのですけれども、それ以外にも、紙の書籍に比べまして電子書籍は圧倒的に数がまだ少ないというところ、ジャンルもとても限られているようでございます。また、人気のあの本が読みたい、あの作家の本が読みたいと、でも人気作家の本は紙書籍のみに止まり電子書籍では出版されなかったり、相当後にならないと出てこなかったりということもあるようでございます。また、従来の図書館の貸出しのサービスに比べますと、気に入った本を何回でも借りられるというようなサービスも通常の図書館ではありますが、そういったこともできませず、電子図書館にはいろいろな制限がございます。そういった点から見まして、利用者のニーズに応えられない部分もたくさんございまして、課題も多いというところで踏みとどまっている状況でございます。   以上です。 ○議長(丸山真智子君) 藤瀬議員。 ◆6番(藤瀬康司君) 電子書籍をスタートして紙をやめるわけではないので、併設してというのはできないんでしょうか。 ○議長(丸山真智子君) 金子教育長。 ◎教育長(金子眞恵君) ありがとうございます。全く電子図書館を考えていないというわけではなくて、開設するならばということで考えることもございます。そういったときに考えますことは、民間の業者によるサービスが今随分ちまたで進んでおりまして、こちらのほうは大変自由度が高くて、公共図書館の電子図書館が扱う書籍よりはるかに広いジャンルの書籍が購入できるようなサービスのようでございます。こういったことから見ますと、電子図書館を導入するとなりますれば、民間のサービスと行政のサービスとをすみ分けるような、そういった検討をすることも必要かなというふうにも、一つは導入するならばそんなことも考えておりますし、また、どうしても忘れてはならないのは、町民図書館を現在利用してくださっている方々のことで、そういった方々は紙媒体での読書が主流でございますので、電子図書館導入に当たっては、どういった方を利用者のターゲットにするか、それからどのような書籍を提供していけばよいのか、あるいは今議員がおっしゃられましたように、紙の書籍とデータの書籍をどういった割合で購入するか等々、先を見据えた協議をする必要があるというふうに考えております。   以上でございます。 ○議長(丸山真智子君) 藤瀬議員。 ◆6番(藤瀬康司君) この電子図書館について、町長はどのようにお考えでしょうか。 ○議長(丸山真智子君) 世利町長。 ◎町長(世利良末君) 電子図書館につきましては、以前から藤瀬議員からの御質問をいただいているところでございます。近い将来必ず電子図書館は普及してくるものという認識はいたしておりますが、今現在のところを見ますと、先ほど教育長が申し上げますとおり、今の時点では図書館運営をしっかり力を入れていきたいという思いでございます。また、ターゲットを子どもたち、高齢者の方にするのか、その辺のターゲットの問題もございますし、子どもたちにしてみれば、目の悪くなる要因の一つにもつながるものと思っております。そういった意味で、今後いろんな電子図書館の運営等につきまして、5年後、10年後を見据えたことでしっかり検討し、また図書館には図書館運営協議会というとこもございます。そういったとこにしっかり意見を聞きながら、今後進めていきたいというふうに思っております。 ○議長(丸山真智子君) 藤瀬議員。 ◆6番(藤瀬康司君) ありがとうございます。ぜひ電子図書館はいずれか設置ということですが、ぜひ前向きにお願いしたいと思います。   以上です。 ○議長(丸山真智子君) 藤瀬議員の一般質問を終わります。   以上で本日の日程は全部終了いたしました。   本日はこれで散会いたします。            ~~~~~~~~~~~~~~~~              散会 午後2時10分...